2012年4月30日月曜日

日本 / Japan


今年の春は遅く、桜の開花も四月の半ばに。しかしこの春たけなわの中、日本は不気味に双極化され、まったく違う意識の生活が営まれている。
まず、上の写真を見いほしい。これが何か?この桜の木はほとんど病に侵され、薬とコンクリートに支えられかろうじて立っている。そして、けなげにもやっとの思いで美しい花を咲かせている。いつまで持つのだろう?まるで、あの骨組だけで支えられている、 福島第一の4号機のようだ。
いつまでもつのだろう?もし、次の地震で崩壊したら・・・1300本以上の燃料棒が空気中に露出され、西日本も含め日本は放射能汚染列島に。万が一4号機から150m離れた、6300本以上の燃料プールにまで爆破が波及したなら・・・世界の半分はお終いである。
しかしそんな心配を毎日しながら生きているマイナーな人間を除き、ほとんどの日本人は下の写真のごとく花見の宴にほろ酔いかげん。
テレビと新聞(東京新聞を除く)でしか情報を得ない人達には、今やもう原発事故は収束し、瓦礫拡散受入れで仲良く放射能汚染を共有。めでたし、めでたし。
「めでたさも 恐怖に感ず わが世の春」・・・あ~、いったい日本はどうなるんだっ!